住宅のコストダウン方法

taxes-740202_640一般的に住宅を建設する時にコストダウンする方法としてどの様な方法があるでしょうか?

家の形をシンプルにして外壁や屋根にかかるコストを下げたり、水廻りの設備をまとめて配管費用を下げたり、外壁や屋根の仕様を変更する等、色々な手法が考えられるかと思います。

ただ、これらのコストダウンを行えるのは、完全フルオーダーの注文住宅の場合だけだと思っておいた方が良いです。

売り建て住宅を一般的なコストダウン方法で安くする事はできません

いわゆる、建築条件付きの土地を分譲しているようなビルダーの、間取りが自由になりますという謳い文句で土地・建物をセットで販売している新築住宅(『売り建て住宅』)の場合、標準仕様というものが設定されています。

基本的にはこの標準仕様という枠の中で、間取りを設定して予算を決めて、全体の事業計画を元に販売価格が決まっています。

要は、1戸当たりの利益の確保幅が決められているという事です。この利益を落とすようなコストダウンの仕様変更は通常認められません。(売り建て住宅の場合、ローコスト住宅を希望したからといって、建物部分で販売価格を下げる事はできません。)

間取りが販売プランよりもシンプルになって、実質的にかかってくる実行予算が下がったとしても、販売価格以下にはならないという事です。(※基本的に販売プランはシンプルでコストがかからないような間取りになっているので、あまり無いとは思いますが。販売プランがシンプルなもので予算を組んでいるので、自由とは良いつつもある程度制限があるという側面もあります。)

極端に言うと販売プランが30坪のものを28坪にしてくれと言っても価格は下がりません。

設備メーカーとの取り決めで、設備の仕入れ数量や仕様を決めていたりもするので、例えばユニットバス等で他のメーカーで定価の安いグレードのものがあるから変更したからといって、コストダウンできるという訳ではなく、逆にビルダーの支払う金額がアップする場合があるので、オプションで追加費用が発生するという事もあります。

トイレ・洗面・ユニットバスの仕様を下げるから、キッチンの仕様を上げる等といった細かい調整も対応してくれる事はありません。(契約前に交渉すれば、無理を聞いてくれる可能性はあります。)

契約前に間取りや仕様を確定しておきましょう

thumb-422147_640『売り建て住宅』を購入検討する場合は、こういう事も考慮して標準仕様をしっかり確認して、できれば間取りや仕様が確定してから契約する様にした方が良いですよ!(^^;)

大体は、『人気のある場所だから早い者順で良い区画が決まって行きますよ~』という言葉で焦らされる様ですが・・・。まあ、実際そういう部分もありますので、素早く動いて正解という場合もありますが、他の人にとられてしまった場合は縁がなかったんだという事で後悔する必要は無いと思いますよ!

不動産は縁のものです。きっとあなたにとって一番の場所が見つかります(^^)

価格を交渉するなら下手にコストダウン手法を提示したり、細かい事を言うよりもいくらなら即購入するという意思をはっきりさせた方が上手くいくと思いますよ!

『売り建て住宅』という言葉の意味が分からない方は以下の記事も参考にしてみて下さい。

■参考記事『新築住宅あれこれ』

プロフィール

大政 容平
大政 容平エン・ワークス(設計士・宅建士)
大工・2級建築士・宅地建物取引士。1980年生まれ。2児の父(男の子と女の子)。趣味は、ギター・料理・日曜大工。大工は元プロですが(;^_^A。子供は何でも作れると思っちゃってます。建築・デザインが好きで、リフォームや新築も承ります。(100棟超の新築住宅設計)ブログもやってますので、見てみて下さいね♪

南大阪エリア(河内長野・富田林・大阪狭山・堺・和泉・羽曳野・南河内)で売却物件も募集中です♪(南大阪の不動産売却査定はこちらから)