【物件売却時】にも知っておくべき不動産屋の【販売手法】

不動産屋の営業マンはの如何わしい営業手法

real-estate-155524_1280さて、不動産屋の営業マンは信用できるでしょうか?当然、人によるとしか言いようがありません。しかし、営業マンの営業トークは話半分で聞いていた方が良いという事は間違いありません。

営業手法そのものに色々と如何わしい方法が存在しています。『当て物』『決め物』という用語を聞いた事はありますか?

不動産営業マンは大体案内の順番としてこの『当て物』→『決め物』の順に案内します。賃貸営業でも売買営業でも同じです。

当て物

『あてぶつ』と読みます。

初めに案内する物件です。お客様の要望とは少し違う物件を初めに紹介します。次に案内する物件を魅力的に見せる為の引き立て役です。

この物件で契約する気はありません。

決め物

『きめぶつ』と読みます。

最初の物件と比較して良い物件で、お客様が購入できる物件を紹介します。契約をとる為の物件です。

購入時には、冷静に検討するように注意しましょう。

不動産売却時には『当て物』にされない様に注意しましょう。

不動産売却の時に注意して頂きたいのが、あなたが売却を依頼した物件が上記の『当て物』にされていないかという事です。

不動産業者からしてみれば、価格が高くて魅力のない物件でも、比較対象させるものとして『当て物』にできる物件なら預かる価値があるのです。

当て物にされない為には、売主自身が物件の価値を客観的に見る必要があります。

どうしても売却時には高く売りたいし、購入時の価格がチラついて客観的に判断するのが難しくなります。

売りたい価格ではなく、売れる価格を考える必要があります。業者によっては、わざと査定価格を高く出してくる場合もありますので、注意しましょう。

(査定価格について『仲介手数料の仕組みと問題点~不動産売買~』の中で触れていますので、参考にしてみて下さい。)

案内の連絡は頻繁にくるのに中々決まらないなぁ、とお嘆きのそこのあなた!その物件『あてぶつ』になっていませんか?

次に『引き物』という言葉は聞いた事はあるでしょうか。

引き物

abode-987096_640『ひきぶつ』と読みます。

これは、広告掲載用の物件の事です。悪く言えば、集客用のおとり物件です。どんな物件かというと、価格が安くて、広い間取りで、相場からすればお得に感じる物件です。

見学に行けば、前面道路が極端に狭かったり、立地条件が悪かったり、何かしら問題を抱えた物件である事が多いです。

不動産売買の集客は今でもチラシにそのほとんどを頼っている現状があります。チラシ映えする物件を載せてある事が殆どです。

ビジネスとして考えた時に、この様なやり方は合理的だとは思いますが、僕自身はこういうやり方が非常に嫌いです。

今思えば、自分自身が結婚に際して家を探していた時にもやたらと営業マンに新築物件を見に行く様にすすめられたなぁという事を思い出しました。

(その頃は大工の経験しかなく、こんな不動産業界のやり方を知りませんでした。)

中古物件をリフォームして費用を抑えるという方向性をハッキリ決めていたので、全部断わっていました(^^;)

営業マンは話が上手なので、中古住宅を探していたのにいつの間にか新築住宅を買わされていたなんて話は良く聞きますもんね。

やっぱり、見てしまったら新築欲しくなるのは当たり前ですよ。よ~く考えましょうね!

不動産売却時は『引き物』にもされない様に注意しましょう

実はこれ不動産売却時にも注意してい頂きたい事で、「引き物」にされてしまうと売る気も無いのに延々と市場に出され続けて、売れない物件として有名になって「売れないのはなんか理由あるのかな?」とか推測されてさらに売れなくなるという悪循環に陥る可能性もあります。

まあ引き物にされてしまうという事は物件自身に何らかの問題点があって安くても売れない状況という事なので、売却は中々難しく注意するに注意できないという事もありますが(-_-;)

こういうパターンの場合は不動産業者に買い取ってもらうという選択しかなくなる可能性もあります。

弊社でも売却・買取検討可能ですので、南大阪(河内長野・富田林・大阪狭山・堺・泉・羽曳野)周辺で物件売却にお困りの場合はご相談下さい。

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プロフィール

大政 容平
大政 容平エン・ワークス(設計士・宅建士)
大工・2級建築士・宅地建物取引士。1980年生まれ。2児の父(男の子と女の子)。趣味は、ギター・料理・日曜大工。大工は元プロですが(;^_^A。子供は何でも作れると思っちゃってます。建築・デザインが好きで、リフォームや新築も承ります。(100棟超の新築住宅設計)ブログもやってますので、見てみて下さいね♪

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