防犯住宅にする為の14のポイント

cctv-1144366_960_720安心して日々の生活を過ごす為、住まいの防犯への配慮は欠かせません。

新築住宅を計画する時には間取りやデザイン等に目がいってしまって、防犯性までは考えていない事もあります。

住んでから不安に思う部分を抱えたまま生活するよりも、計画段階で想像しておきましょう。

ほんの少しの工夫で、犯罪を未然に防ぐ事もできますので、取り入れてみて下さい。

①サッシ一体型の面格子を採用する

一階の窓には侵入を防ぐ為に、シャッターや面格子を付けるというのは、最初に思いつく防犯方法だと思います。ただ、後付けの面格子の場合は外からビスを取り外せば外れますので、新築時に採用するのはサッシ一体型の面格子とする様にした方が、防犯性が高くなります。

②防犯ガラスを採用する

1階の窓で面格子やシャッターを取り付ける事が出来ない窓(ピクチャーウィンドウや外側に開く窓等)には防犯ガラスを採用する事で防犯性を高めます。

③下屋を付けない

侵入経路となり易い下屋(1階部分の屋根)を付けなくても良いように、平面的に1階と2階の形が揃った総2階建てとします。

④モニター録画機能付きインターホンの設置

モニター録画付にするだけでも、犯罪の抑止効果があります。モニター無しのインターホンの場合は留守を確認する為にインターホンを押してみて確認しやすくなります。

⑤バルコニーの排水を床抜きとする

排水用の樋等は足がかりとなり、特にバルコニーから出ている樋を伝って登れば、容易に2階から侵入される恐れがあります。床から下に向けて排水を抜く事で、侵入しにくくなります。このほかにもバルコニーへの侵入経路となる足がかりとなる様な物は避ける様にします。植栽・物置・カーポート等に注意しましょう。

⑥夜間の外部照明

夜間の外部照明は自動点灯する様に、センサー付きのものや、タイマー付きのスイッチ等を採用すれば、夜間の防犯につながります。

⑦室内の照明にタイマースイッチをつける

夜間に室内の照明が付いていないと、まだ帰宅していない事が容易に判断できます。タイマー付きのスイッチで、照明を点灯して帰宅を装おう方法があります。

⑧隣地との間の路地に砂利を敷く

路地に砂利を敷く事で、侵入者があった場合に、砂利を踏む音がします。この対策は砂利を買ってきて敷くだけなので、新築でなくても採用できる方法として有効です。

⑨敷地境界にメッシュフェンスを採用する

全体の可視性を向上させる為に、メッシュフェンスを採用すれば、侵入者があった場合も発見しやすくなります。敷地全体の可視性を高める事は、近隣の住人からの監視性も高めるので、心理的に入り難い住宅となります。

⑩オープン外構を採用する

メッシュフェンスと同様に、敷地全体の可視性を高めます。逆に背の高いブロック塀等でしっかり区切ってしまうと、侵入者からしてみれば入ってしまえば見つからないという考えが働きます。

⑪ビルトインガレージで不在を感じさせない

車がある時には在宅中で、車が無い時には不在だという場合は、非常にわかり易い状態です。ビルトインガレージにする事で、パッと見ただけで不在だという事が分かり難くします。

⑫センサーライト・防犯カメラ・防犯システム

分かり易い防犯アイテムですが、採用すれば効果があるのは明らかです。最近では携帯電話で見る事ができる防犯カメラ等も安価でありますので導入する敷居が下がっています。センサーライトは電池式の物等もホームセンターに売っていますので、既存の住宅にも容易に後付けできます。

⑬玄関とインターホンの距離をとる

距離をとる事で、侵入者を建て物に容易に近づけない事が大切です。

⑭水道メーター・電気メーター・ガスメーター等の位置の配慮

検針を装って、敷地に侵入される事がありますので、各メーターの位置は隣家や道路からの視認性が高い位置にもってくる様に配慮しましょう。

防犯性の高めた住宅にする為に

防犯性を高めた住宅にする為の方法を簡単にまとめてみましたが、いかがでしたか?

侵入されにくくする為には、可視性を高める事や、心理的に入り難くする配慮が必要です。

特に1階の開口部や、バルコニー部分等は重要ですので、新築プランが出来上がっている方は一度防犯の観点からもプランを見てみる事をお勧めいたします(^.^)

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プロフィール

大政 容平
大政 容平エン・ワークス(設計士・宅建士)
大工・2級建築士・宅地建物取引士。1980年生まれ。2児の父(男の子と女の子)。趣味は、ギター・料理・日曜大工。大工は元プロですが(;^_^A。子供は何でも作れると思っちゃってます。建築・デザインが好きで、リフォームや新築も承ります。(100棟超の新築住宅設計)ブログもやってますので、見てみて下さいね♪

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