台風被害 雨漏りブルーシート養生 覚書平成30年9月4日の台風21号による被害・・・。南大阪での被害は今までに経験した事がないぐらい大きいです。

職人さんの手が足りないので未だに屋根のブルーシート養生等対応できていない方もいるかもしれません。

自分で屋根に上がるのは危険・・・とは言っても放っておいては家が傷んでいくだけだし、雨漏りで生きた心地がしない。

僕も大工を辞めて10年以上経ちますし、下から屋根まで届く様なはしごを持っていないので、基本的には職人さんに頼む、という考えだったのですが、1件だけ自分で屋根をブルーシートで養生してきました。

屋根が殆ど吹き飛び、雨漏りというレベルではなく、屋外というレベルなのに、職人がいない・対応できない。入居者の方も高齢で自分ではどうにもできない、という状況で管理会社に放置されているのが不憫過ぎましたので。※僕は多少の雨漏りやったら数日ぐらい我慢せい!と思うような冷たい人間性です(笑)

自分で台風の雨養生をした事が無かったので、簡単に思える事ですが色々考えて段取りしました。

ネットで調べるとやり方等も書いてはくれているのですが、土嚢の土ってどうすりゃいいの?どれぐらい必要?ブルーシートってどんなの買えば良いの?固定する為の紐やロープはどんなものが良い?等々、小さい疑問が色々ありましたので、これから先どうしても自分でやるという場合の為の覚書を書いておこうと思います。(地震・台風等、天災が本当に多いので緊急にできるだけ考える事を少なくして動く必要があります。)

こうした方が長持ちするんじゃないか?とかのあくまで個人的な覚書です。長期間経過した後にどうなるのかって事はまだ結果が不明です。

被害が多いので実際に屋根屋さんが工事に入れるのが半年~1年程という事も想定する必要があります。

もしもまだ緊急の屋根のブルーシート養生ができていないって方は、参考にしていただいても構いませんが、くれぐれも安全に配慮して作業して下さい。

長期間の屋根の雨養生を想定・配慮すべき事

■シートのかけ方に配慮する。

水は瓦の上から下に流れるので、途中の瓦が飛んだところだけにブルーシートをかぶせても横から雨が入り込むという事は分かるかと思うので、かけ方に関しては頭を使って考えて、雨が流れていく様にかけましょう。(言葉で説明が難しいので省きます。)

■土嚢袋は2重か3重にする。あれば黒色の遮光性タイプのもの。(あまり見た事はありません。)

半年~1年程は屋根の修理自体の対応ができない事を考えて、長期間耐える事ができる様にする。

紫外線で劣化する事に配慮した方が良いという事です。普通の土嚢袋は直射日光にさらされると1ヶ月程でパリパリになり破れてしまいます。

長期間放っておくと雑草が生える事も想定されます。

■中に入れるのはできれば川砂。流れにくいもの。なければ真砂土。

瓦を入れる等でもいけるかもしれませんが、砂・土の入った土嚢袋の方が安定性が高いと思います。土より砂の方が屋根を汚し難いです。雑草も生え難い?!これはちょっと分かりません。

■砂・土の必要量。土嚢1袋に大して最低5kg、ベストは10kg。

18~20kgで1袋の砂や土がホームセンターに売っています。土嚢1袋で●●円といった詰め売りのものもあります。

■土嚢を置く感覚は1m~1.5mぐらい。

なんとなく、これぐらいなら飛ばないかなという感じです。

■ロープは劣化の少ないもの。ポリエチレン4mmとか。できるだけ影になりそうなところで縛る。

ロープも紫外線による劣化を考えてできれば、劣化し難い素材にし、太いものを使う方が良いです。

荷造り用のポリプロピレン製の簡易ロープだと、太陽光に当たっていると多分1ヶ月程で劣化してしまうと思います。

■端はできるだけ風を受けない様に抑える。

ブルーシートのハトメ穴を使って固定物に括り付けるのがベスト。

端から端におけるぐらいの長い木材を置いて、その上から土嚢で押さえるというのもバタつきを抑えるのには◎。

■ブルーシートは厚手(♯3000以上)のもの。長期的な養生になりそうなら二重にするかさらに分厚くする。ハトメ金具付き。

ブルーシートは紫外線による劣化と防水性能を考えてできるだけ厚手のもの。紫外線の事を考えると、シルバーシートの#4000とかが良さそうです。

ただ、こういう災害時にはブルーシート自体を手に入れるのが難しくなります。

ブルーシートもお安いものではありませんが、養生期間と被害状況によっては最大限良いもの(厚手・紫外線劣化性能・防水性能)を選ぶ必要があります。

最低限♯3000の厚手のブルーシートにした方が良いと思います。

屋根のブルーシート養生・事前準備

41264459_706399869709281_8525217616761978880_n①屋根に上がる方法・ルートを考える。

工事業者さんでない限り、短い脚立ぐらいしか用意できないと思いますので、ベランダから脚立を伸ばして上がったり、1階の屋根部分があるならそこからハシゴをかけて上がったりする方法を考えます。

②屋根の大きさを測り、ブルーシートの大きさ・必要数を決める。

余裕のある大きさのブルーシートを準備します。

ホームセンターでもシートの大きさを考えずに買いに来ている人がいて、電話で大きさを確認したりしていました。

大きすぎても端のハトメを有効に使えなかったり、小さすぎれば意味が無いので、先に最低限どれぐらいの長さが必要というのは考えておいた方が良いです。

③土嚢を置く間隔を考え、数を決める。

上記の1~1.5m感覚ぐらいを目安に、土嚢を準備する数量を決めます。端はどこの固定物にくくりつけるかもイメージします。固定物がなければ、土嚢を重しにしてくくりつけます。

④土嚢の数×2~3 の土嚢袋を準備する。

2重or3重にしておいて、紫外線の影響による劣化を和らげます。

⑤土嚢の数×約10kgの砂を準備する。

⑥ロープは適当に50m巻とかを用意する。

緊急時に劣化の事まで考える必要があるのか・・・最大限配慮しておくと、数ヵ月後に違いが出てくるかと思います。

早急に修復工事を行うことが最善ですが、そうはいかない場合もあります。

これから先、こういう作業をする機会が無い事を願いますが、万が一の時にも落ち着いてさっと準備・ベストの対応ができる様になりたいです。

今回の台風被害で対応した工事業者さんも、屋根のブルーシート養生は初めてって方もいらっしゃったかと思います。

屋根の修繕工事までの期間の長期化、紫外線の影響による劣化まで考慮に入れて対応していないのが普通です。

屋根工事が長期的にできない場合は、シートが飛んでいかないか・劣化で破れて雨漏りする事は無いか、と時々確認した方が良いかと思います。

プロフィール

大政 容平
大政 容平エン・ワークス(設計士・宅建士)
大工・2級建築士・宅地建物取引士。1980年生まれ。2児の父(男の子と女の子)。趣味は、ギター・料理・日曜大工。大工は元プロですが(;^_^A。子供は何でも作れると思っちゃってます。建築・デザインが好きで、リフォームや新築も承ります。(100棟超の新築住宅設計)ブログもやってますので、見てみて下さいね♪

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