カラ止めにヤられるな!~賃貸業者にしてやられた話~

カラ止めにヤられるな!~賃貸業者にしてやられた話~大家さんで自主管理をしている方は一度は経験した事あるんじゃないでしょうか?

『カラ止め』ってやつを。

賃貸募集中の物件に申し込みが入ったのに直ぐにキャンセルされた事ありませんか?

それ・・・カラ止めの可能性有りです!!

借りるかもしれない程度の状態で申込みを入れて他の客が申込みできない様に部屋止め(募集を止める事)してしまう事を『カラ止め』と言います。

よくあるパターンをいくつか

①電話だけでブロック

週末に電話がかかってきて

申込み入れるので部屋止めれますか? か~ら~の~

申込みも送られてこずに音沙汰無しパターン・・・。

週明けに電話するとダメでした~とか、案内になりませんでした~とか、酷いのになると担当は外出中ですので折り返しますからの折り返しなし(-_-;)

※何度も経験した事あるので絶対わざと。もしくは営業同士の足の引っ張り合いで電話を取り次がないパターン。

②申込み書でブロック

申込み書類がFAXで送られてきて

空白だらけの申込書。 か~ら~の~

審査結果出る前にキャンセルパターン・・・。

③契約ちらつかせブロック

申込みが入り。

審査結果も出た。

さあ、契約はいつにしましょうか。 か~ら~の~

急にキャンセルになりましてっていうパターン・・・。

 

結構ありますコレ(笑)

賃貸業者の倫理では正解なんかしらんけど、オーナー側からしたらええ加減にせえよと(# ゚Д゚)

部屋止めしてた事で逃した客がいるかもしらんねんぞ、というか実際逃した事も多数有り(^-^;

あくまでも申し込みは申込み。

契約するまでは部屋の募集はストップしませんという強いスタンスで挑まないとオーナーが割食うだけです。

そして申込みがあったなら即契約してくれと依頼し(できれば1週間以内)、1週間以上時間がかかりそうなら部屋止めは出来ないと突き放すぐらいで丁度良いと思っています。(もしくは実際は部屋止めせずに募集継続しておき、2番手の申込みが入った時点で一番手の状況と比べて対応を決めるぐらいのしたたかさは必要。)

それでも部屋を止めてあげないと申込み者も不安で困るやろうし、止めてあげたいなという心優しい方は、申込み者の電話へ直接電話して本気度を探るぐらいの事はした方が良いと思います。

賃貸客付業者に対してあまりに正直に誠実にと考えてしまうとヤられてしまいます。

※もちろん、賃貸業者との人間関係・信頼関係も大切なので継続取引を考えている業者や信頼できる業者にはこちらも誠実に対応しようと思っています。

以前、こういう事がありました。

とある戸建てに問い合わせてきていた賃貸業者Aが、金曜日に案内しますと。

案内の結果、奥様は気に入って頂いてほぼ決まっているのですが、ご主人にも日曜日の午後に見て頂いてから申込みますという事。

その時点では他の申込みも入っていないが、部屋止めはできませんので早くしてくださいね~と返答。

そして来る日曜日。

他の業者Bから問い合わせがあり、午前中に案内したいという事で案内。(午後からも案内入っていますとは伝え)

結果、業者Bの客から昼一番に申し込みが入る。

その時点で業者Aに対して申し訳ないので、一応申込みが入った事とまだ審査終わってませんし、確定ではないので2番手でも申込み入れて下さいね~と連絡。

2時間後。

業者Bからキャンセルの電話が入る(^-^;

即、業者Aに連絡すると・・・・

『もう他で決めちゃいました。奥さんはそこが良いって言ってたんですけどね~。』と・・・。

なんでこうなるのかというと、業者Aは確実に決めれるところに決めないとお金にならないから・・・。

(おそらく、他で決まったという話をして案内すらせずに他で焦らせて即契約させるパターン。)

思ったのが、なんて不誠実な業界なんだと。

業者Bに対しては2時間後にキャンセルはあかんやろと。(こちらの物件も押さえながら、他物件も案内して他物件が気に入ったのでこちらはキャンセルという流れだと思います。)

業者Aに対しては顧客優先ならとりあえず2番手でも申込み入れるか、キャンセル出た時点でこちらに切り替えるかやろと。

僕が客なら本当に良いと思ったところに住みたい・・・。

この一連の流れで良くなかった対応が2点。

・業者Bに午後から案内があると伝えた事

・業者Aに先に申し込みが入ったと伝えた事

僕が誠実にと思って業者A・Bに伝えた結果、顧客にもオーナーにも不利益な事になってしまいました。

この2点を伝えずに案内させて申込み入れてもらっておけば普通にこの日で決まっていた事でしょう。

業者が不誠実なんだからこちらもそこを理解した上で上手にやらなければいけないなと、自分の未熟さに落ち込んだ出来事でした。

大家の敵、憎き『カラ止め』。

賃貸業者を相手にする時は平気で嘘をついてくる可能性があるという事も頭に入れながら上手に契約までこぎつける必要がありますね。

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プロフィール

大政 容平
大政 容平エン・ワークス(設計士・宅建士)
大工・2級建築士・宅地建物取引士。1980年生まれ。2児の父(男の子と女の子)。趣味は、ギター・料理・日曜大工。大工は元プロですが(;^_^A。子供は何でも作れると思っちゃってます。建築・デザインが好きで、リフォームや新築も承ります。(100棟超の新築住宅設計)ブログもやってますので、見てみて下さいね♪

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