子供部屋を最小限にするという考え方
子供部屋を最小限にするという考え方
新しい家を建てる時には子供の部屋を大きくとってあげたい。そんな想いの方もいらっしゃるとは思いますが、最小限の子供部屋を与える事で家族とのコミュニケーションが増えたり、お子様の自立心や工夫が成長するのではないかという考え方もあります。
狭い部屋だと、小さいスペースを有効に使う為にお子様は考えます。
物を増やさない工夫や考える力が身に付きます。
狭い部屋だと、くつろぐ時には自然とリビング等の共有スペースで過ごす様になります。
子供部屋を小さくする事によって生まれたスペースをシェアクロゼットやライブラリースペース、PCスペース等の共有で利用できるスペースにすればお子様を見守る事ができますし、自然なコミュニケーションが生まれます。
居心地の良すぎる子供部屋は家族との関係を希薄にし、非行やひきこもりの温床になるというデータもある様です。
いずれは巣立っていく子供に個室が必要なのは何年間でしょうか?
子供を前提として間取りを考えるのではなく、子供部屋のあり方について真剣に考えてみてはどうでしょうか?
結構ありがちなのが、巣立って行った子供の部屋がただの収納部屋になっているという状況です。
僕自身の実家も3人の子供が出て行った後の部屋は収納部屋になっていますし、妻の実家も全く同じ状況です。
最初から子供部屋を小さくとっておいて、他のスペースをゆったりとったり、間仕切り壁が取り外せる様に設計しておく事をおすすめ致します。
自分自身の新築住宅を建てる時には、『子供の居心地の良い場所=子供部屋』となる設計ではなく、『子供の居心地の良い場所=家族の集まる場所』となる様な設計をしたいなと考えています。(^.^)
極端に言うと、パーソナルスペースとしては寝る場所と収納スペースがあれば十分だと考えています。
過去にロフトベッドの記事を書いた時にも同じような考え方を書いていますので、最小限の子供部屋とするときは、そちらの記事も参考にしてみて下さい。
プロフィール
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大工・2級建築士・宅地建物取引士。1980年生まれ。2児の父(男の子と女の子)。趣味は、ギター・料理・日曜大工。大工は元プロですが(;^_^A。子供は何でも作れると思っちゃってます。建築・デザインが好きで、リフォームや新築も承ります。(100棟超の新築住宅設計)ブログもやってますので、見てみて下さいね♪
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