トイレに収納スペースを生み出す工夫

トイレドアトイレのドアの設置位置を配慮し、収納スペースを確保するという方法をご紹介致します。新築住宅建築時か、リフォーム時しか使えない方法です。

木造住宅の柱芯寸法は基本的に910mmのモジュールで設計される事が多く、トイレの平面寸法は図面の様に910mm×1820mmといったものが採用される事が多いです。

不動産広告の間取りでよく見るのが、左側の様な平面のトイレです。よくあるトイレといった感じです。

左側の平面図のトイレの場合収納スペースとして利用できるのは、便器背面のスペースか、ドアを入った部分の上部のスペースです。

良くあるのが、このどちらかのスペースにオープン棚か、壁付のボックス収納を取り付けるといったものです。(建売住宅や分譲住宅ではトイレの収納が標準仕様では無かったりします。)

容量としては少し物足りない感じがします。

この左の図面を少し変更して、ドアをずらしてみると床から天井部分まで利用できるスペースが生まれます。(収納スペース側の壁を薄壁として奥行を確保していますので、こちらが外部側だったり耐力壁だったりする場合はこの方法は使えません。)

このスペースができた部分には、床から天井まである可動棚を設置しても良いですし、そこまでの収納が不要な場合は下部を収納とし、上部をニッチスペース(飾り棚として利用)に使ったりもできます。

少しドアをずらしたり、薄壁にしたりして小さなスペースを設けるという手法は結構使えます(^.^)

トイレドアは洋室ドアよりも少し小さな幅のものが使われる事が多いので、柱を無くしたりずらしたりする事なく採用できるのも良い点です。

少しの配慮でこういったスペースを生む事ができるという事は多々ありますが、設計担当者が提案しない限りこんな方法があるなんて気付きませんよね。

こういう地味な設計提案はあまり評価される事もないですが、住む人の事を考えるとこういった小さな積み重ねが大切なんだと思います。

プロフィール

大政 容平
大政 容平エン・ワークス(設計士・宅建士)
大工・2級建築士・宅地建物取引士。1980年生まれ。2児の父(男の子と女の子)。趣味は、ギター・料理・日曜大工。大工は元プロですが(;^_^A。子供は何でも作れると思っちゃってます。建築・デザインが好きで、リフォームや新築も承ります。(100棟超の新築住宅設計)ブログもやってますので、見てみて下さいね♪

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