穴の空いた屋根の修繕

DSC_0496穴の空いた屋根の修繕をしてみました。

実は業者に依頼する予定だったのですが、新規業者開拓の為に見積もりしてもらった業者が個人の屋根屋ではなく、総合リフォーム業者だった為か価格が高い(^-^;

自分の見立てでは3万円~3.5万円ぐらいで十分利益載せてできるやろと思っていたのに5万円程かかるという・・・。

塗装業者さんも入ってもらってるし、時間的に余裕がないので自分でやっちゃえという事でやっちゃいました。

屋根の修繕でまず難しい事は、割れた屋根材を抜き取る事です。

屋根は下から施行し、上に向かって重ね、重ね代の部分に釘を打っている為、途中の部分の屋根材を抜くのが困難なのです。

通常はスレーターズリッパーという特殊な工具で突いて引っ掛けて釘を抜いていきます。


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そんな道具持ってないからどうしようかなぁと思いつつホームセンターで物色。(1回の使用で買うには躊躇してしまう値段なんですよねぇ💦)

ALC鋸というものがあり、刃が長く細挽きの方で鉄筋を切れるというのを見て思いつく。釘を切ればいいやん!という訳で、購入。

結果、十分これでOKでした。

普通の金挽きだと取り付け金具が邪魔で切りにくいし、長さが足りないですが、これならばっちり!


 

DSC_0510水下からALC鋸を差し込んで釘をカットし、スレートを引き抜く。


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引き抜けたら、腐った野地板の補修。

キリのいいところでカットし、木材で適当に下地作成し、合板の切れ端を貼る。


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ルーフィングも買ってきたので、適当な大きさでカットし、施行。

1巻もいらないのですが……、ほぼ全てが余る……。


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ルーフィング施行後、スレートを下から貼っていきます。

端のカット部分は切れない丸鋸の刃を使ってカット。

釘を打てるところは釘を打ち、上のスレートの重なりがあって打てないところはコーキングで貼り付けて完成。


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今回やってみて分かった事は、古くなった屋根材の差し替えは完璧にはできないという事。

ルーフィングは本来、水下から敷き、水上のものは重ねていき、万が一水がスレートの下に入っても流れていくように2次防水の役割を担っています。

なので、普通に考えれば既存の水上側のルーフィングの下に差し込めば良いと思っていましたが、無理でした。

既存ルーフィングと野地板が長年の太陽熱等で融着している為に、剥がすとボロボロに……。

スレートは差し替えできても2次防水は完璧にはできないのです。

現場で学ぶ事は大切ですね。

後、釘を切ろうと思っても釘自体が効いてない物も多い為、クルクル回って切れない……💧無理やり粗目の方で引っ掛けて引き抜いたり、インテリアバールで付いて曲げて引き抜いたり。

多少強引に抜かないと難しかったです。

ですが、基本的には簡単な作業でした。

昼の2時頃から作業開始して、屋根材を抜いてからホームセンターに材料を買いに走ってウロウロして、作業終了したのが5時半頃。

材料買いに行く時間含めて3時間半ですね・・・。

で、かかった費用は。

ALC鋸:¥1,317-

ルーフィング1巻:¥3,580- ※ほぼ残る(´;ω;`)

コロニアル専用釘:¥174-

コロニアルクアッド6枚:¥2,592-

シリコン瓦用:¥509-

合計:¥8,172-

やっぱり自分でやると安いな・・・。

これ屋根屋に頼んでも野地補修は大工さんにお願いしてとか言われたりするんやろか?そうなってくるとまた価格が上がって5万~6万位でも適正なのか?とか思いつつ・・・。

自分で何でもできるのは良い事なのですが、本業は不動産屋さんなので、人に上手く頼んでいかないとなぁという葛藤があるのですが・・・。

とりあえずは安く済んで良かったです(^^♪

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プロフィール

大政 容平
大政 容平エン・ワークス(設計士・宅建士)
大工・2級建築士・宅地建物取引士。1980年生まれ。2児の父(男の子と女の子)。趣味は、ギター・料理・日曜大工。大工は元プロですが(;^_^A。子供は何でも作れると思っちゃってます。建築・デザインが好きで、リフォームや新築も承ります。(100棟超の新築住宅設計)ブログもやってますので、見てみて下さいね♪

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