IMG_20191024_181046見落とされがちなのですが、照明コーディネート・配灯計画は住宅デザインにおいて結構影響を与える重要な要素だと思っています。

基本的な考え方は必要な場所に必要なだけの照明をできるだけシンプルに配灯するという事です。

よくありがちなのが、ダウンライトもぐら叩き天井。

ダウンライトであればおしゃれだと思っている系。ただ単にボコボコ天井に穴をあけて天井を汚く見せている原因になっている事も多いです。

ダウンライトのインテリアイメージも考えてあげて欲しい。現代的=モダンなイメージなのでコーディネート的に合ってないやろって事も。

何度か言われた事があるのですが、『あの天井に穴空いてる照明が良い』と。言う人多いんですよね~。

それもこれも、まだまだ一般的な住宅文化の基本的な照明の考え方が1室1灯だからなんです。

多灯の代表格=天井に穴空いてる照明=ダウンライトです。

分譲住宅の標準仕様は1室1灯が普通で、変更はオプションです。

基本は引掛けシーリング(俗にいう、【カチッとするやつ】)が1室に1ヶ所ついてるだけ。

一般的な賃貸住宅でも多灯なんてほとんどないですよね?

ガチガチにコーディネートされたモデルハウスは当然の様に多灯使いをしています。

多灯使いの空間なんておしゃれなお店とか、TVドラマの中でしか見た事なかったりするんですよね。

多灯使い空間への憧れ~ダウンライト=おしゃれ と盲目的に思うのは、都会に憧れる田舎もん的感覚だと思っています(笑)

何を隠そう僕もただの大工だった12年程前まではダウンライトっておしゃれ~、憧れる~って盲目的に思ってました。

だから使い方のコツみたいなのを全く分かっていませんでした。

語弊の無い様に言っておきますがダウンライト批判じゃないですよ💦コスト的にもデザイン的にも優れているので今でも普通に使いますよ💦

ダウンライトは照明器具としてはシンプルですっきり見えるので美しいですし、考えなしのシーリングライト1灯よりは多灯配置すると雰囲気は良く見えますが、もう少し配灯する場所を考えてあげて欲しいと思う事が大半です。

平面間取り図で配灯すると規則正しく配灯している様に見えますが、空間としてみるとバラバラに配灯されている印象になっちゃう事があります。

天井下地の段階から配灯位置を出しておかないと少しずらさないといけないとかってなっちゃいます。

この少しのズレだけでも気持ち悪い。

意識すべき事は、並べる&まとめる&どこを照らすのか って事です。

見えないラインを意識して揃える等はデザインの基本だと思います。

エアコンを象徴的に浮かび上がらせたいの?その壁の隅っこを照らしたいの?食器棚の上や冷蔵庫の上に必要?ダイニングテーブル中心からペンダントライト位置がズレるのでは?ソファに座った時に影で手暗がりにならない?調理スペースの手元も暗いのでは?

住んだ時のトータルな空間で捉えていないとこうなります。

見た目だけの話ではなく、機能的に&美しくです。

全体的に明るくするというよりも、生活のシーン毎の必要な場所に必要な数だけ配灯すれば無駄も無いし、雰囲気が良くなります。

ネットでフワッと書いているのが多いのが明るく感じさせる為に壁を照らしましょうってやつ。

僕は魅せたい壁の時は壁を照らすし、基本は必要な場所が必要なだけ明るくなる様に配灯します。

そもそも全体を明るくするという考え方が従来の1室1灯的考え方なので、多少明るい暗いの変化があった方が洒落た空間になると思っています。

面で照らすのか線で照らすのか点で照らすのか。

陰翳のある家というのも良いものです。

天井にはできるだけ配灯せずにブラケットだけで配灯して天井をすっきり綺麗に見せるという考え方もあります。

天井を綺麗に見せるという視点で考えていない方も多いと思うのですが、天井って結構見えますよね。(天井を綺麗にという意味では、点検口とか火災報知器とかもできるだけ目立たない位置に持ってきてあげてほしいものです。)

少しの配慮ですっきり綺麗に見えると、なんとなくこの空間綺麗だなと無意識に感じる空間になります。

なんだろう?なんとなく綺麗。

こう感じさせるのが詐欺師の腕前なのです。

「神は細部に宿る」

です。

ちょっと心当たりある方・・・もぐら叩きとか酷い事言っちゃってごめんなさいm(_ _)m

プロフィール

大政 容平
大政 容平エン・ワークス(設計士・宅建士)
大工・2級建築士・宅地建物取引士。1980年生まれ。2児の父(男の子と女の子)。趣味は、ギター・料理・日曜大工。大工は元プロですが(;^_^A。子供は何でも作れると思っちゃってます。建築・デザインが好きで、リフォームや新築も承ります。(100棟超の新築住宅設計)ブログもやってますので、見てみて下さいね♪

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