ちょっと怖い断熱材の話

大家さんとの集まりの会で先日ちらっと話した断熱材のお話。
やっぱり知らずに施工してるんだな~と若干驚き。
グラスウールの施工に関して、押し込んで施工すると本来の断熱性能が発揮されないというお話なのですが、まぁ全く無意味かというとそうでもないので良いのかな~とは思いますが。
で、そういうレベルの話を知らないので多分こういう事も考えていないのかな~と。
 
それは、壁体内結露のお話。
グラスウールって適切に施工すれば、安価ですしとってもコスパの良い建築材料。
適切に施工すれば、です。
1番のポイントは気密施工。
要はしっかり施工要領通り連続した防湿層が確保できてるかという部分。
これができていない場合、最悪の結果になる場合がある。
壁内に湿気が入る→壁内で結露→グラスウールが水分を含んでズレる→壁の中が乾燥せずにカビだらけになり断熱性能も意味なし。→白蟻やら腐朽菌等の構造的リスク。
というリスクを考えると、中途半端にやるのならいっそやらない方がマシ。
 
実際、古い家でカビだらけのグラスウールは何度も見た事があります。
と、ここまで読むと恐ろしくなっているかもしれませんが、まぁそれは最悪の想定の場合です。
 
ここからは僕の考え。
気密施工できてないならできてないなりに湿気は出入りするんじゃないか?とも思うし、既存の壁の上に胴縁でふかして作った壁内なら2重壁の様になっているので、温度差もやわらいで結露までいかないのでは?とも思う。
実際は年数が経過しないと結果は分かりませんが、そんなにビビる話でもないのかなと。
 
実際、古い家は現場の理解が追い付かずに間違った施工をされているものも結構普通。(今の建売でもよくあるみたいですが....)
 
まぁ、知っててやっているか、知らずにやっているかの違いは大きいかと思いますので、一応知っておいた方が良いかな~とw
 
人のやり方にケチ付けたりするのも嫌ですし、やった経験の無い事を机上の話だけで言うのも好きではないので、戯言だと思って下さいな。

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プロフィール

大政 容平
大政 容平エン・ワークス(設計士・宅建士)
大工・2級建築士・宅地建物取引士。1980年生まれ。2児の父(男の子と女の子)。趣味は、ギター・料理・日曜大工。大工は元プロですが(;^_^A。子供は何でも作れると思っちゃってます。建築・デザインが好きで、リフォームや新築も承ります。(100棟超の新築住宅設計)ブログもやってますので、見てみて下さいね♪

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